米国債の下落と地銀の株価
2018年 10月 12日
そして、それは日本の金融機関も例外ではない。下図は米国債先物の円建て価格と地銀の株価を重ねたもので、それなりの相関があることがわかる。ためしに会社四季報で地銀のページをみると、外債で損切りしたとか、評価損が大きいとか、そんな寸評ばかり。たぶん、もう少し待てばとか自分に言い聞かせているうちに、身動きが取れなくなっているのだと思う。
ひとつだけ救いなのは、まだ円高になっていないことだ。筆者は人口動態からみて、日本は趨勢的な円安局面に入ったと考えているが、それでも米国株がクラッシュする場合は円高が避けられない。日本は海外に莫大な金額を投資しており、それが危ないとなれば、お金が戻ってくるからだ。
では先行きはどうなるか。おそらく今回の下げは米中間選挙を挟んで11月末くらいまで続き、そこから相場のテーマが一変するのではないか。一言でいえば、インフレに対応した相場になるということだ。そのことはまた後日。
by shigg816
| 2018-10-12 10:56
| 金融経済