為替をどう見るか
2018年 11月 20日
図は日銀の当座預金残高と、財務省が発表する対外証券投資額の残高(週次のネット投資額額の累計、15年以降分)を重ねたもので、二つの線がピタリ一致しているので驚くばかり。何が何でも円安にするというか、海外にお金を流すことが目的になっているようにも見える。
過去を振り返ると、外国株や外債の暴落時には損切り⇨日本に召還⇨円高というパターンが常だった。そんなお金が15年以降分だけで80兆円もあるのだから、本来なエア相当な円高エネルギーが蓄積されていると見るべきだろう。
それに海外に行けばわかるが、日本と海外の物価は年々拡大するばかり。普通ならそのギャップは為替で修正されるべきもので、筆者の実感では1ドル70円、1ユーロ90円あたりが妥当な水準だ。だが、円高になれば膨大な損失が出るというので、何が何でも円高阻止という抵抗力も大きい。本当は円高の方が必需品の価格が下落して、国民生活は豊かになると思うのだが。。。
by shigg816
| 2018-11-20 00:01
| 金融経済