12の星の冠、それはユーロの「国旗」

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1201> また、大いなるしるしが天に現れた。一人の女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。1202> この女は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。(新約聖書、黙示録12章)


鳴門にある大塚美術館に行ってわかったのだが、中世における欧州絵画の題材はほとんどが聖書だった。なかでも黙示録で有名な、蒼ざめた馬などを描いた絵は多く、欧州の人たちにとって黙示録に記された恐怖シナリオは、信じたくないけど常に心の片隅にあるものなのだろう。


そんな欧州の人々が、欧州統合を先取りして流通させた通貨がユーロであり、そのシンボルである「国旗」は12の星の冠である。99年の発足時、自国通貨を廃止してユーロに切り替えた国は11カ国だった。


2年後の2001年にはギリシャも加盟するので、12の星の冠にしたという解説だったが、欧州の指導者たちが、冒頭で紹介した不吉な文言を知らないはずがない。それも、わざわざギリシャのような問題国の加盟させたことで、「産みの苦しみと悩みのために泣き叫ぶ」結果となったのである。


ユーロドルの月足チャートは巨大な三尊天井となり、ネックラインへの戻り局面も終わってしまった。何よりも、米国とは違って、景気のバロメーターともいえるマネーサプライが伸びないのである。これではユーロドルは上向きそうにない。


まさかとは思うが、ユーロ発足時の指導者たちは、あえて欧州各国の政治経済を混乱させ、それによって統一を推進させる道を選んだのではあるまいか。黙示録には「女は男の子を産んだが、彼は鉄の杖をもって全ての国民を治めるべき者である(1205)」とあり、混乱の後に独裁者が登場することを示唆している。









Commented at 2019-02-10 18:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by shigg816 | 2019-02-08 00:14 | 金融経済 | Comments(1)

各種統計から独自の切り口でグラフを作成し、経済の先行きを考えるヒントを探ります。


by shigg816
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