昨年暮れの米国株売りは海外勢が主導?
2019年 03月 15日
昨年第4四半期の資金フローをみると、海外投資家は株式、国債、政府機関債、社債の全てがマイナスで、僅か3ヶ月間に1兆3000億ドルも売り越しとなっている。こんなことは2000年のITバブル崩壊や2008年のリーマン危機時にもなかったことだ。
では一体どの国が売ったのか。これは米財務省が発表する別の統計を見なければならない。その統計ではまだ12月分が発表されていないので、何とも言えないが、国債については中国が売った可能性がある。資金フローの合計(折れ線)と中国株のチャートが類似しているのはこのためなのだろう。
ただ株式については、中国はほとんど投資を行っていないので、案外と投信など、日本の機関投資家の売りが関係しているのだろう。
by shigg816
| 2019-03-15 12:50
| 金融経済